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ファーストステージ

(太陽光発電を設置するまで)

○太陽光発電は儲からない

 私は四半世紀前の学生時代から太陽光発電には興味がありましたが、

家庭用として販売が始まり、売電が出来るようになっても長い間「費用対効果」を考えるととても一般人が買えるような

物ではありませんでした。

私は興味があったので、展示会や訪問販売などで機会があれば販売員をつかまえて「費用対効果は合うのか?」と

問い詰めましたが、答えはいつも渋い物でした。

 固定買取制度(FIT)開始後も私は勉強不足で「太陽光発電は儲からない」というそれまでの常識が頭にあり

「太陽光発電に金を使うくらいなら住宅ローンの繰り上げ返済をした方が賢明」

「ましてやローンを組んでまで設置するなんて気がしれない」と思い、訪問販売が来ても話も聞かず

門前払いをしていました。

○業者から電話がかかり

 「太陽光発電は儲かるのではないか?」と思い始めたのは2013年度~2014年度に(比較的日照条件が良くない)

私が住んでいる町でアパートの屋根や野立ての太陽光パネルが一気に増えたころです。

2014年10月私の「屋根裏部屋のDIY」が完成し余裕ができたころ、たまたま県外の太陽光発電訪問販売業者から

電話があったのでアポをとりました。

 

 

○対応の悪い業者だった

 アポを取った日に来たのは若い茶髪のあんちゃんでした。

(こいつが説明がきっちりできるのか?)と心配したが、一応マニュアル通りの説明を受け

「ローンを組んで設置しても10年~12年程度で元が取れる」という事は理解できました。

後日,工務の別の黒髪のあんちゃんが来て屋根の計測をし、それから一週間ほどで茶髪のあんちゃんが見積もりを持ってやってきました。

見積書を提示しマニュアル通りの説明をし、私がつっこんだ質問をすると「パネルメーカーの規定で決まっているので」という納得のいかない返事ばかりでした。

ひと通り説明が終わると「もちろん今日契約していただけますよね?」という態度には驚きました。

その時は太陽光発電設備の相場を知りませんでしたが、「安くしろ」と交渉すると「100万円位までなら可能かも」という

「それもどうか」と思うような大幅プライスダウン。

「数百万単位の買い物なので、まずは合い見積もりを取る」と伝えると、「すぐに契約できないのなら、パネルメーカーの

規定で一度白紙に戻す」と言うので、悩む事無くその業者はやめました。

 きっと「県外の未開拓地に営業マニュアルを持たせて若い営業を送り込み、客に考える時間を与えずスピード勝負で契約を

取付けて施工する。施工自体もアフターもいい加減で、数年後に電話すると会社自体が無くなっている」と想像します。

 

 業者自体の対応は悪かったが、

①ローンを組んで金利を払っても10年~12年程度で元が取れそう。

②10年~12年後以降はパネルの劣化やパワコンの故障といったリスクはあるが、基本的には収入となる。

③我が家の屋根には10kW未満の家庭用でも10kW以上の産業用でも設置可能。

④パネルメーカー・施工業者は慎重に選定し、適正価格を探る必要がある。

⑤太陽光発電設備の基本的な構造や設置までの流れ・・・等々

茶髪のあんちゃんのおかげで情報収集はでき、成果はありました。

 

 

◯合い見積もり

 1社目の見積もりのおかげで複数社合い見積もりの必要性を感じた私は右添付の比較サイト等を利用し

県内外計6社の見積もりをとり比較しました。

 上記のように施工業者・パネルメーカー・施工容量によって金額が大きく変わりました。

やはり、大きな買い物では必ず合い見積もりを取ることを強くお勧めします。

当初はパネルメーカーを統一し、施工会社を選定しようかと思いましたが、施工会社それぞれに得意不得意の

パネルメーカーがある事がわかり、施工会社ごとにそれぞれ自社の得意なパネルメーカーでの提案をしてもらう事に

しました。

ちなみに、茶髪のあんちゃんはF社です。怪しい値引き後でもなお割高なことがよくわかります。

 

結局、我が家はB社施工・東芝パネルを選択しました。

選考理由は

①適正な金額

②施工会社・営業マンが信頼できそうか。

③自社施工で、太陽光発電の専門業者なので検査設備も整っている。

④地元に営業所がある。

⑤地元で一番古く、施工実績が豊富。

⑥パネルメーカーは(一番施工容量を多く載せれる)東芝を提案。

 

契約内容は

①施工会社   :地元B社」

②パネルメーカー:東芝

③施工容量   :15.125kW

④施工方位   :西南西

⑤契約金額   :543万円(税込)

⑥単価     :35.9万円/kW(税込)

⑦連系費用   :36732円(税込)(上記契約金とは別)

※冬季に雪が勢いよく落ちると危険なので、

 パネルを上中下の三ブロックに分け雪止め部を作りました。

※屋根いっぱいにパネルを載せるためにハーフサイズのパネルを

 11枚使用。その為割高になりました。

※東芝20年パワフル保障付

◯資金調達

◯施工→発電開始

11月に契約をし、経済産業局・電力会社に申請をし許可を得て(許可が出るまでが長かった)、2月末~3月始めに

施工し発電開始しました。

 シュミレーションで、施工資金はローンを組み金利を払っても売電収入でまかなえるようなので、基本的にローンで賄う事にしました。

無担保のローンを金利を中心に比較すると下記の通りでした。

①一般ソーラークレジット    :2.67%(180回)

②施工会社紹介ソーラークレジット:2.35%(180回)

③地元A行ソーラーローン    :2.2%(最長15年)

④地元A行リフォームローン   :1.1%(1~10年目)

                 1.95%(11~15年目)

⑤地元JAリフォームローン   :1.2%(最長10年6ヶ月)

上記の通り地元A行リフォームローンが15年無担保で最も安い金利だったので選択しました。

但し、上限が500万円だったので不足分は自己資金でまかないました。

 

 やはりここでも比較検討が重要でした。手続きの簡単なソーラークレジットとA行リフォームローンでは数十万の違いが

出てくるので、ここでも根気強く合い見積もりを取り比較検討することをお勧めします。

セカンドステージ

(増設)

 上記のように太陽光発電設備を切妻屋根屋根の西南西面に設置しましたが、反対の東北東面にまだ設置する余地は

ありましたが新設時は見送りました。

理由として、

①北側に振っているので、西南西面よりも効率が悪い。

②両面に施工するとトータル容量が大きくなり、抑制が心配。

③イニシャルコストが大きくなりすぎ、シュミレーション通りに発電しなかった時のリスクが大きい。

よって、半年から一年程度西南西面の様子を見て東北東面を設置するか否か検討をしようと思っていました。

 

◯東北東面検討

◯制度改定

 発電開始(3月上旬)後一週間後位に固定買取制度改定の発表があり、「4月以降に増設申請をした案件は買取条件が

不利になる」と制度改定がありました。

 

◯スピード決定

 増設をするのなら新設工事と同会社が良いので、今回は合い見積もりは無し。一社のみのシュミレーション・

見積もりです。

 

西南西面と比べ、

①北に振っている為、発電効率は1割程度落ちる。

②南西面(15,125kW)に比べ、東南東面(5,5kW)は容量が小さいため、スケールメリットを受けにくく

 1次工事に比べ初期費用の単価が1割以上高くなった。

 

契約内容は

①施工会社  :地元B

②パネルメーカー:東芝

③施工容量   :5.5kW

④施工方位   :東南東

⑤契約金額   :224万円(税込)

⑥単価     :40.7万円/kW(税込)

⑦連系費用   :3673246630円(税込)(上記契約金とは別)

※今回は足場が必要でした。(安全対策費60000円)

※屋根いっぱいにパネルを載せるためにハーフサイズのパネルを

 11枚使用。その為割高になりました。

※東芝20年パワフル保障付

増設

(既設∔増設)

 資金調達に関してもスピード決定で、無担保で借りれるローンの中で二番目に金利安かった「地元JAリフォームローン1.2%(最長10年6ヶ月)」に決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◯資金調達

◯施工→発電開始

 三月に契約をし、経済産業局・電力会社に申請をし許可を得て、5月末~6月始めに

施工し発電開始しました。

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